イルカ ウォッチング

大島などに代表される伊豆諸島から、さらに南に行ったところにある小笠原諸島。30ほどの島からなり、東京都に属するエリアとして紹介されることが多いのですが、実は、東京からの距離は1,000kmを越えています。世界自然遺産にも認定されている小笠原諸島へ行く唯一の交通手段は、東京・竹芝港〜父島・二見港を片道約24時間で結ぶ船「おがさわら丸」です。今回は、そんな大自然であふれている小笠原諸島でできる、人気アクティビティのベスト5と、その他にもおすすめのアクティビティを紹介していきます。

人気5位は、ミステリアスでロマンチックなナイトツアー

父島 夜景

夜の小笠原諸島は、まったく別の魅力に出会うことができます。昼間はなんてことのなかったキノコが暗闇の中ではぼんやりと緑色に光ったり、天然記念物にもなっているオガサワラコウモリが姿を現してくれます。小笠原の夜をホテルや飲食店でゆったりと過ごすのも楽しいですが、1日はナイトツアーというアクティビティに参加してみてはいかがでしょうか。ナイトツアーの最後には、星空を眺めることが出来るのですが、実は、小笠原諸島では天の川を肉眼でみることができます。一見、ぼんやりと雲がかかっているかのように見える部分があるのですが、それは、無数の星の集まりであり、織り姫と彦星を隔てている天の川なんですよ。宇宙にはこんなに星があったのかと驚くほどの満点の星空を眺められる、おすすめのツアーです!光るきのこや、コウモリたちとのミステリアスな時間やロマンチックなひとときを過ごすことができますよ。

人気4位は、絶景巡りのトレッキングツアー

男神山

小笠原諸島は広い海の中にぽっかりと浮かぶ島ですが、長い地球の歴史の中で1度もほかの島や陸地とくっついていたことがないと言われています。つまり、海流や風、鳥などによって運ばれてきた植物が定着することで、独自の自然環境を形成してきたという、非常に貴重な島なのです。そのことから東洋のガラパゴスとも言われていて、そんな小笠原諸島で出会えるのは、小笠原でしか見られない固有種や、湿性高木林の森です。途中、ボニンブルーの海が見えて、思わぬ絶景に出会えることもあります。もっともおすすめなのが、母島にある乳房山を上るトレッキングコースです。母島とは、小笠原諸島の真ん中あたりに位置する島で、乳房山は、小笠原諸島のなかでも最高峰である湿性高木林のしげる463mの山です。往復約6kmの道のり、大人の足だと4時間程度で廻れるコースで、整備された登山道があります。とはいえ、途中はしごや階段などもあるので、サンダルやパンプスなどのオシャレ靴ではなく、きちんとしたトレッキングシューズを履くようにしましょう。こんもりとした林のなかを通るため、直射日光を浴びることは少ないルートではありますが、湿度が高く蒸し暑く感じることもありますので、十分な量の水分を持参してくださいね。気根がタコの足のように見えることで知られるタコノキや、ほかの木にからみついて成長するツルダコといった珍しい植物を見ることが出来ますよ。
森の中では、メジロなどの野鳥の声が響き渡り、運が良ければほかの場所では見られないハハジマメグロに出会えることもあります。メジロと似ていますが、やや黄色みがかったうぐいす色で、目の周りに三角形の黒い斑があるのが特徴です。また、殻が小さいオガサワラオカモノアラガイやハハジマノボタン、ムニンシュスランと呼ばれる固有種も見られることがあります。なお、乳房山のハイライトは、なんといっても山頂です。海にせり出したように設けられた見晴台からは、美しいボニンブルーの海と、東崎や大崩湾などを一望することができます。決して平坦なルートではありませんが、この景色を見たら苦労なんて忘れてしまうほど、爽快な気分になれるはずです。なお、母島にはほかにも東港探照灯下砲台や北港といった見所がありますので、みなさんも絶景に会いに母島まで足を伸ばしてみませんか?

人気3位はボニンブルーの海での感動ダイビング

母島 南島 シュノーケリング

海は、上空や表面から見る場合と、実際に海の中、つまり水面下で見るのとでは、全く違う世界が広がっています。とくに世界自然遺産に指定されている小笠原諸島の海は、回遊魚などの大物はもちろん、小さくてユニークな生物までいるうえ、沈船や地形を楽しめるダイビングスポットが目白押しなのです。つまりダイバーなら垂涎の海と言えます。イソマグロが群れることで有名なケータ列島をはじめ、比較的波の穏やかな場所まで50箇所以上のポイントがあるので、ダイバーでない方でも体験ダイビングが可能です。波立つ海面からひとたび潜ると、そこには、静かで神秘的な魚たちの国、まさに非日常的な体験ができるのです。また、ダイビングでは、まるで宇宙遊泳のような浮遊体験が可能です。海面と違い、いわゆる泳ぐという動作は不要で、フィンを履いた足を軽く動かすだけで自然と前に進むことができるのです。なにもせずとも海中を浮遊できるので、重力のない宇宙と似たような感覚を得ることができますよ。小笠原諸島の海はボニンブルーと呼ばれる深い青色をしており、海自体も非常に神秘的な雰囲気です。「魚なんて水族館で見られるじゃない!」なんて思った方も、百聞は一見にしかずです。ぜひ一度小笠原の海の中をのぞいてみませんか?

人気2位は、ほぼ1年中できるホエールウォッチング

ホウェールウォッチング

日本国内ではなかなかできないと思われているホエールウォッチングですが、実はこの小笠原諸島でできるのはご存じですか?しかも、小笠原諸島の良いところは季節に関係なく、ほぼ1年中見られるということです。1月から4月にかけてはザトウクジラが、5月から11月にかけてはマッコウクジラの姿を見ることができます。高確率で見られるのは、2月、3月、4月なので、クジラたちにどうしても会いたいという方は、ぜひこのシーズンを狙って訪れてくださいね。広々とした小笠原の海で悠々と泳ぐクジラの姿は一生忘れられない感動体験となるはずです。運が良ければ、ブロー(潮を吹き息継ぎをしている姿)やフルークアップ(潜水する際、潜りきる前に尾ヒレの裏側を水面に見せる姿)の瞬間を見ることができます。さらに尾ヒレを高く上げ水面に激しくたたきつけたり、垂直に身体を持ち上げて回転してみせたり、大きくジャンプして水しぶきをあげるブリーチングという行動が見られたら、クジラファンでなくても感動して大歓声をあげること間違いなしです。カップルやお子さま連れなど、あらゆる年代におすすめのアクティビティと言えます。ちなみにツアーは父島発で、半日コース、または1日コースから選ぶことができます。

人気1位は、イルカたちと一緒に泳げるドルフィンスイム

イルカと泳ぐ

小笠原諸島でできるアクティビティのなかで、もっとも人気があるのは、イルカたちと一緒に泳げるというドルフィンスイムです。愛らしくて人なつこいイルカたちは、子どもから大人にまで大人気です。見ているだけで癒やされるあのイルカたちと一緒に泳げるなんて、夢のような話だと思いませんか?小笠原諸島周辺で見られるのは、ハシナガイルカやミナミバンドウイルカと呼ばれるイルカたちで、季節を問わず1年中見ることができます。そんな小笠原諸島でおすすめなのが、ドルフィンスイムというアクティビティ。船にのっていると、イルカたちを見ることはできますが、近くで見られるわけではありません。いっぽう、ドルフィンスイムであれば、イルカたちと間近で会うことができるうえ、運が良ければイルカたちがあなたの周りをくるくる回るなど遊んでくれるのです。野生のイルカたちに会える機会は滅多にないうえ、一緒に泳ぐなんて経験はなかなかできるものではありませんよね。ということは、小笠原諸島を訪れたらドルフィンスイムは外せないアクティビティのひとつと言えるでしょう。なお、寒い時期はウェットスーツ着用にて参加できますので、比較的長い期間アクティビティは開催されていますが、ベストシーズンは6月から10月です。海の水温は地表の温度とはずれがあるので、実は9月や10月頃がもっとも気持ちよく泳ぐことができます。9月には連休もありますし、送れた夏休みをとるのもおすすめですよ。ちなみにドルフィンスイムは、半日または1日コースから選ぶことができて、1日コースの場合は、シュノーケリングにぴったりな珊瑚礁のあるビーチへも案内してくれます。愛らしいイルカたちとの夢のような時間、たくさんのお魚たちと色とりどりの珊瑚礁のなかでのお散歩・・・小笠原諸島にきたら、ぜひ参加してみたいプログラムです。なお、イルカたちと泳ぐにはある程度の泳力や体力が必要です。ただ、マスク・シュノーケル、ライフジャケットをつければ、泳ぎが苦手な人も十分に楽しむことができるでしょう。

小笠原諸島へツアー行くツアーを見る

その他のアクティビティも盛りだくさん

いろんなアクティビティがあるんだね。

ほんとだね。結構面白そう!

ほかにも、どんなアクティビティがあるのがチェックしてみようか!

レアなビーチにも!?1人旅でもおすすめのシーカヤック

シーカヤック

海面を滑るように進むことができるシーカヤックは、視点が海面に非常に近いことから、海の中のお魚や珊瑚礁を見ながらパドリングを楽しめるスポーツです。安定性があるので初めての方でもすぐに習得可能で、お子さま連れにもおすすめできます。小笠原諸島のまぶしい日差しを浴びながら、ボニンブルーの海の魅力を思う存分楽しむことができます。海況が良ければ、白砂が美しく、まるでポストカードのような景色に出会えるジニービーチへの上陸も可能です。ジニービーチは陸路では行けない場所なので、カヤックツアーに参加した人だけの特別な場所です。また、同じく状況がよければ秘境と言われるジョンビーチへも行くことが可能です。父島一美しい白砂ビーチと呼ばれるジョンビーチへも、ぜひ行ってみたいと思いませんか?

生き物との触れ合いができる!ウミガメ教室

ウミガメ

ウミガメと言われると、誰もが、砂浜で涙を流しながら卵を産む親ガメの姿や、卵からかえり、鳥たちに命を狙われながら必死で海へと歩いていく赤ちゃんウミガメたちの姿を思い浮かべるのではないでしょうか。そんなウミガメたちの生態や行動については、今もなおわかっていないことが多いんです。小笠原諸島には、そんなウミガメたちと身近で触れ合ったり、ウミガメの生態や保全活動について学ぶことができる小笠原海洋センターという施設があります。手のひらサイズの小さなウミガメを目の前で見たら、賢明に生きる姿やつぶらな瞳にたちまち癒やされてしまうことでしょう。なお、かわいいウミガメたちに餌をあげたり、本物のウミガメに触れ合える『甲羅磨き体験』もできますよ。生き物について考えるきっかけとして、お子さま連れにも大変おすすめです。ちなみにウミガメと会うには同センターが開催するツアーへ参加する必要があります。開催日時は、父島入港日は午後1時半からの1回、父島出港日は午前8時半からの1回です。2時間コースと夏季限定の3時間コースとがあり、3時間コースではウミガメの卵に触れることも可能です。運がよければ、卵から生まれて出てきたかわいい稚ガメも触ることができます。2時間コースは、大人(中学生以上)は3,300円で、小人は2,200円、3時間コースは、大人が5,500円と小人が3,300円となります。2時間コースでも十分楽しめますが、もし小笠原諸島に夏に訪れる方はぜひ3時間コースにご参加くださいね。

【小笠原海洋センター】
住所:〒100-2101 東京都小笠原村父島屏風谷
電話番号:04998-2-2830
公式URL:http://bonin-ocean.net/

自分へのお土産にも!島素材を使ってハンドメイド体験

アクティブに過ごすのもいいですが、島の思い出になるお土産にもなる小物作りをする体験はいかがでしょうか。島で見られるタコノ葉を利用してつくるブレスレット制作は、特に女性に人気のアクティビティです。母島にあるかやぶき屋根が目印のロース記念館で行われていて、涼しい屋内で自分だけのオリジナルアクセサリーを制作することができます。まずは自分に適したサイズを決めるところからスタートし、次に差し色にするカラーのタコノハを2色選んでいきます。編み方自体は難しくないので、お子さまでも体験できるのもポイントです。自然素材でできたものなので、金属アレルギーなどをお持ちの方でも体験が出来ますよ。これひとつでリゾート風コーデが完成しますし、普段使いにもぴったりです。しかも費用は材料費の500円だけなので、気軽に楽しむことができますよ。ちなみに、ロース記念館では、ほかにもナチュラルな雰囲気が魅力のティッシュケースカバーやかごが展示されています。また、海への漂着物を使ってアート作品を作るシーボーンアートもおすすめです。海から拾い集めたゴミを使ってキャンドルシェードやマリングラスなどを作るという体験ですが、色とりどりのリサイクルガラスを使ったビーチグラスも制作可能です。所要時間は2時間から2時間半ほどで、小学生高学年以上であればお子さまでも参加可能です。場所はパパスダイビングスタジオで実施されており、3,630円となります。時間に余裕がある方は、ランプシェードやウエルカムボードを作るコースもおすすめですよ。

【ロース記念館】
住所:〒100-2101 東京都小笠原村父島屏風谷
電話番号:04998-3-2064
公式URL:http://bonin-ocean.net/

【PAPA’S DIVING STUDIO】
住所:〒100-2101 東京都小笠原村父島字奥村
電話番号:04998-2-2373
公式URL:https://papasds.com/

東洋のガラパゴス、ボニンブルーの世界へ・・・

南島周辺の海

いかがでしたか?今回は小笠原諸島でできるおすすめアクティビティについてご紹介して参りました。東京都でありつつも、日本とは思えない絶景に出会うことができる島です。そんな小笠原諸島への旅はツアーが便利です。ぜひ、一生思い出に残る小笠原諸島への旅へ出かけてみてくださいね。

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TRIPin事務局

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