赤富士ワインセラー
19世紀のフランス・ボルドー地方のワインセラーを忠実に再現したワイン蔵の見学をお楽しみいただき芳醇な香り漂うワインの秘密を探ります。セラーは別名【ワインのゆりかご】と呼ばれゆっくり流れる時を経て熟成された芳醇なワインは人々に【至福の時】を与えます。
セラーは、常に一定の温度と湿度を保つことが必要とされており、その環境を確立するためにこのセラーには、琉球サンゴと藁を練り合わせた「琉球漆喰」が使用されています。
漆喰の壁は常に呼吸をくり返し、室内の空気を保湿、殺菌、浄化しています。古代ギリシャ帝国で大発生したコレラの被害も、漆喰で空気が浄化された家に住んでいた者は難を逃れたといわれ、その後、この効果に着目した人々により神殿や教会をはじめ、多くの建築にも用いられるようになりました。
現在、シックハウス症候群など、環境の悪化により増加しているアトピー性皮膚炎や、ぜんそくの改善に利用しようと、再び脚光を浴びています。このセラーは沖縄県出身で山梨在住の空間デザイナーの高良康男氏によって設計、施工されています。