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金明水と銀明水

最終更新日:2020/02/20

雪解け水が溶岩の間からしみ出る神の水

富士山頂にある出水口。山頂北、山梨県吉田口登山道の近くにあるのが金明水、同南、静岡県の富士宮登山道・御殿場登山道近くにあるのが銀明水で祠(ほこら)を置いて祭っている。富士宮市教委によると、雪解け水が溶岩の間からしみ出ているもので、相当古くからあった。山頂に出る貴重な水ということで信仰の対象にもなり祠が祭られていると見ている。

富士山成立に関する伝説の一つ

「日本一の山と湖」にある話は次の通り。

「昔、神様たちが集まって国造りの相談をし、まず日本一高い山と日本一大きな湖を造ることになった。そこで、日本一高い山を造るところを駿河国と決め、その土を近江国から運ぶことになった。

山は一夜のうちに造ることになり、力持ちの神様が夕方から近江国の土を大きなもっこに入れて運んだ。明け方近くになって、あと一もっこで山が出来上がると、最後の一杯を担ぎ上げたとき、一番鶏が鳴いてしまった。

神様はがっかりして土をこぼした。そのために富士山の頂上は平らになってしまった。土を取った跡には日本一大きな琵琶湖ができた。そして最後にこぼした一もっこの土でできたのが、琵琶湖近くの近江富士(三上山)だという。神様はかなわなかった一もっこの望みを果たすため、琵琶湖の水を富士山に送った。金明水、銀明水といわれる水が出るのは、琵琶湖からの通い水だという」

※金明水、銀明水の表記において、「明」は「名」または「銘」と表記するものもある。

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