富士登山を日帰りで予定しているけど、どんなツアーが良いのか決められずにいませんか?登山初心者や体力に自信のない方でも、日帰りで安心して登山ができる5つの理由と共に、意外と知られていない火口を横断する宝永山散策のツアーをご紹介していきます。

私は登山の経験があまりなくて体力も自信がないけど、初心者でも日帰りで富士登山に行けるのかしら?

もちろん大丈夫だよ!富士山の楽しみ方は色々あって、山頂を目指す以外にも、初心者におすすめの火口を散策するコースもあるよ。

そんなコースもあるのね。それなら私でも無理なく楽しめそうね。

うん!無理なスケジュールを組まなければ、日帰りでも充分楽しめるし、事前の気象チェックや装備を整えて出発すれば大丈夫!

事前の準備も大切なのね!日帰りの楽しみ方がわかれば、ツアーも検討できそうね。

そうだね。これから日帰りでも安心して登山できる理由と共に、おすすめのツアーも紹介するから、予約の時に役立ててね!

日帰りでも行ける!?富士登山とは


富士山って山小屋に泊まって2日間かけて登山するイメージがあるけど、日帰りでも行けるの?

もちろん行けるよ!日帰りでも無理なく登山を楽しめるルートや方法があるから、紹介していくね!

日本の象徴として広く知られる富士山。日本最高峰の活火山でもあり、富士五湖、大室山、その周辺地域が富士箱根伊豆国立公園として指定されています。標高は3,776メートルと日本で最も高く、初心者や体力に自信のない方が事前準備をしないで簡単に登れる山ではありません。せっかくの富士登山、最後まで安全に楽しみたいですよね。安全で快適な登山を楽しむ為には、事前の情報収集と体力作り、余裕を持った登山計画が大切になってきます。そこでおすすめしたいのが、富士山頂を目指すのではなく、日帰りでも無理なく楽しめる富士山散策。一度は富士山に登ってみたいけど登山が初めてで不安な方や、体力に自信のない方、長いお休みが取れない方でも気軽に参加できます。富士山散策におすすめのコースや、宝永山日帰りツアー等をご紹介していきます。

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富士登山は山小屋宿泊と日帰りの2種類


山頂を目指す登山には山小屋泊と日帰り、2つの方法があります。山小屋とは、仮眠を取る為の簡易宿泊所の事で、旅館や民宿とは違い必要最低限の設備だけが揃っています。富士山にある山小屋は各ルートの五合目より上にあり、登山プランに応じて途中で身体を休める為に利用します。事前予約が必要にはなりますが、宿泊者は簡単な食事を注文でき、体力の回復や余裕を持った登山計画には最適な施設です。頂上を目指したい方や、ゆとりある行程で登山したい方にはおすすめです。もうひとつの行き方は日帰り登山。早朝に登山を開始して、往復12時間前後かけて夕方に登山口に戻ってくる、ハードな行程になります。連休を取らなくても気軽に行けるメリットがありますが、登山に慣れている方や、体力に自信のある健脚の方向けです。

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日帰りで山頂を目指す登山には注意が必要!


日帰り登山は、ハードな短時間のスケジュールで高度が上がっていくため、高山病のリスクが高く、疲労により予定通り歩けない場合もあります。下山が日暮れになる事もある為、初心者にはおすすめできません。日帰りでご来光を見る、いわゆる「弾丸登山」も増えていますが、とても危険なので初心者に関わらず自粛を求められています。日帰りでの登山を予定しているなら、無理に山頂を目指さず五合目からスタートして、安全に楽しめるトレッキングがおすすめです。

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山頂を目指さない「登らない富士山」も静かな人気


せっかく富士山に行くなら、体力に自信がないけど山頂を目指した方が良いのかしら?

富士登山は山頂を目指すだけではないよ!最近は「登らない富士山」も静かな人気で、五合目付近の火山を散策するコースも注目されているよ。

富士山は毎年国内外から多くの登山客が訪れる人気の山です。ご来光を目的に山頂を目指す登山客も多くいますが、富士山の楽しみ方はそれだけではありません。富士山南東側にある宝永山の火口には、火口の底を縦断するトレッキングコースが整備されています。日本とは思えない月面のような風景で、火口越しに望める富士山や眼下に広がる景色は、山頂を目指すルートとはまた違った富士山を楽しめます。ただし、宝永山を目指す上で注意しておかなければならないのは落石です。岩場から上を見上げると岩がごろごろと転がっています。岩場を通過する間は耳を澄ませて、落石が近づいてくる音に注意しながら歩きましょう。

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静かな人気「登らない富士山」


富士山には山頂を目指すコースの他に、富士宮五合目から富士宮ルートを少し登り、宝永火山を経由、御殿場口新五合目に下山する登らない富士山ルートも存在します。頂上を目指さないこちらのコースは標高も低い為、山頂部の山開き期間よりもシーズンが長く、既に登頂済みの登山客を中心に静かな人気を集めています。

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宝永火口経由で山頂へも行ける「プリンスルート」とは


プリンスルートとは、登山好きで知られる天皇陛下が、平成20年に登山して以来呼ばれているルートのこと。富士宮ルートの五合目よりスタートして宝永火口を経由し、御殿場ルート登山道に合流すると山頂へ向かえます。富士登山ルートの中でも景色に変化があり、美しい景色を望めます。こちらのサイトで申し込みできるツアーでは現在取り扱っていませんが、興味のある方はチャレンジしてみてください。

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登山初心者でも楽しめる「宝永山」


富士山って、よく見るとくぼみみたいな場所があるよね?あの場所にも行けるの?

もちろん行けるよ!くぼみは宝永山にある火口で、五合目から近く初心者でも気軽に登れるよ!

晴れた日には東名高速や東海道新幹線から見える富士山。よく見ると富士山の右側にくぼみがあるのをご存知でしたか?この巨大なくぼみが宝永山にある宝永火口です。宝永山とは、1707年の宝永噴火によって誕生した富士山最大の側火山であり、標高は2,693メートル。宝永山の山頂までは登山道も整備されており、山頂まで登ることも可能です。山頂からは宝永火口越しに富士山を眺められ、富士山山頂から見る風景とはまた違った眺めを楽しむ事ができます。火口上部に見える岩は、山腹を数列に渡り押し割ってマグマが地表に出ようとした痕跡が露出した「十二薬師岩」と呼ばれる岩脈群で、火山の迫力を物語る風景です。

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富士山最大の側火口「宝永第一火口」とは?


噴火により形成された噴火口のうち、一番規模の大きな火口が「宝永第一火口」と呼ばれ、最大直径は1キロ以上。その大きさは富士山山頂火口よりも大きく、富士山最大の側火口となっています。他に「宝永第二火口縁」から見上げる富士山もダイナミックな眺めで、樹林帯の遊歩道を歩いて富士宮口五合目の駐車場に行く事もできます。

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五合目から火口まで近いから気楽に登れる


富士宮口五合目から宝永山までの標高差は約300メートル。登山というよりハイキングといった標高差で火口までは近いので、初心者でも気軽に登れます。宝永山は山頂を目指すコースもありますが、山頂へは行かず富士宮ルートを使って六合目から火口方面へ向かい火口散策するルートも人気です。

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五合目までの交通手段はバス利用が便利


登山口の五合目までは、何で行ったらいいのかしら?交通手段を知りたいな!

五合目の登山口までは、バス、タクシー、マイカーの3つの交通手段があるよ。渋滞緩和のマイカー規制期間も設けられているから、事前にチェックしてから決めると良いかもね。

富士山は4つの登山ルートがあります。吉田ルートは富士スバルライン五合目、須走ルートは須走口五合目、御殿場ルートは御殿場口新五合目、富士宮ルートは富士宮口五合目と、各ルート五合目付近がそれぞれの登山口となっています。五合目登山口までの交通手段は3種類あり、バス、タクシー、マイカーのいずれかになります。バスは、麓の主要駅から路線バスや高速バスが運行しており、高速バスは都心から五合目まで直接向かえる為、座席の確保等の心配がありません。タクシーやマイカーの場合は、都心から中央自動車場が麓の富士河口湖町まで続いていてアクセスも便利です。利用する登山口に応じて、有料道路や富士スバルラインも利用できます。

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マイカー規制期間は出掛ける前にチェックしよう


河口湖から富士山五合目まで繋がる約30キロの有料道路、富士スバルライン。便利な有料道路ですが、交通渋滞解消と富士山の自然保護の目的で毎年7月~9月の登山シーズン中はマイカー規制が行われています。規制期間中は富士吉田IC東隣りにある駐車場に駐車してから、シャトルバスに乗り換えて五合目へ向かう為、駐車料金とシャトルバス料金、両方の費用が必要になります。出掛ける前に規制期間をチェックしてから、どの交通手段を利用するか判断しましょう。

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初心者の日帰り登山にはバス利用が最適


標高が高く酸素も薄くなる環境の登山は、想像以上に体力を使います。初心者や体力に自信のない方にとっては、登山後の疲労が蓄積した状態でマイカーを利用するのはリスクがあります。タクシーも便利ですが、費用がかさみますよね。初心者の日帰り登山には、登山前後にも体力を消耗せずに移動できる、バス利用が最適です。

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ツアー利用なら初めてでも安心して日帰りで参加できる


山小屋を利用して宿泊するのも良いけど、日帰りで気楽に行くのもやっぱり良いよね。ツアーでも日帰りのプランってあるの?

あるよ!ガイド同行プランなら初心者でも参加できるからおすすめだね。

富士登山に日帰りで行く場合は、個人で行くか、ツアーを利用するかの2通りになります。

個人で登山する場合は、時間に縛られずに自由にプランを立てられるメリットがありますが、富士登山が初めての方にとっては、どのルートで登りどんなスケジュールで動くのか等、時間や登山プランも考えなくてはなりません。また、交通手段や宿泊施設の手配も必要になってきます。一方、ツアーを利用する場合はそういった手配の必要がなく、負担が軽減されます。さらにガイド同行のツアーなら、登山時のアドバイスや現地でのガイドも受けられる為、初心者でも安心して参加できます。

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ガイド付きツアーは初心者や一人参加でも安心!


こちらのプランで利用する山小屋は、当日のご案内。五合目のレストハウス、六合目の雲海荘・宝永山荘のいずれかで昼食をとります。各山小屋にトイレや売店があり、施設で着替え等を行います。通常は到着から30分~1時間後に集合して登山スタートとなる為、それまでの時間を自由に過ごせます。山小屋毎に焼印も用意されています。五合目まで下山した後は、バスで入浴施設「富嶽温泉花の湯」へ移動。登山で疲れた体をゆったりと温泉に浸かって癒せます。

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事前準備をしっかりして安全な登山を


登山に行く前には、どんな準備が必要なのかしら?服装や持ち物も知りたいな。

標高の高い富士山は、服装や携行品の準備がとっても大切!リストを参考に、しっかり準備してから出発してね。

標高の高い富士山では天気も急変しやすく、山頂は気温も下がります。急な岩場や坂道では足場も悪く、体力の消耗も激しいので、服装や携行品の装備が重要になってきます。充分な装備をせずに観光気分で登山する事は、低体温症や滑落の恐れもあり大変危険です。これからご紹介するような装備をしっかりと出発前にチェックしておきましょう。

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登山に必要な装備をチェック!


日帰りトレッキングの場合でも以下のような服装や携帯品をしっかりと準備しましょう。

登山靴orトレッキングシューズ底が硬いハイカットのもの
セパレートタイプの雨具ズボンと上着が分かれているもの
防寒着フリース、セーター、ダウン、手袋、帽子等
肌着化繊等の速乾性のもの
日除けの帽子、サングラス熱中症や強い日差しを避ける為
ヘッドランプ夜間まで移動しなくても急な予定変更に備えて必要
水分補給用の水 1~2リットル高山病予防にこまめな水分補給は必須
行動食手軽に食べられるお菓子等
ゴミ袋ゴミを持ち帰る為に必要
現金トイレのチップ、山小屋宿泊費、飲料水購入等に
地図、コンパスコースタイムや距離が記載されているものが便利
携帯電話万が一救助が必要になった時に役立つ
医薬品、保険証万が一のケガに備えて
タオル汗拭きの他、緊急時に包帯の代用にも役立つ
防水バッグ濡れると困る物を入れる為に役立つ
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登山初心者が心配な事のひとつとして、体力の問題があるのではないでしょうか。そんな方でも、登山ペースと登り方のポイントを守り、体力づくりをしておくと、無理なく最後まで登山を楽しめます。登山ペースのポイントは、会話のできる程度のペースを守り、歩幅を小さくして歩く事。こうすることで無理なく、険しい山肌でも足を取られる心配が無くなります。さらに、日常生活の中で何気なく使っているエスカレーターをやめて階段を上るようにする等、出来る事から始めるだけで、体力づくりに繋がります。体力に合わせた無理のないプランを立てて、登山を楽しみましょう。登山ペースを守って無理なく登ろう!普段の体力づくりも大切です。

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ガイド付きツアーを利用して富士山を楽しもう!


日帰り登山でも、富士山を充分楽しめそうな事がわかったから、今回は日帰りでツアーを利用してみようかな。

ガイド付きツアーなら安心して参加できるものね。このサイトからも予約できるから、ツアー選びの参考にしてみてね。

初心者でも気軽に参加できる、日帰り富士登山の魅力についてご紹介してきました。山小屋に宿泊する登山だけではなく、宝永山を散策するコース等、色々な楽しみ方がありましたね。富士山は、神社や史跡、自然景観等も含めて世界文化遺産として形成されています。そんな文化遺産を巡る旅も楽しみ方の一つです。都心からそれほど遠くない富士山へ気軽にお出掛けしてみるのもおすすめです。日帰り登山にチャレンジしてみたい方には、宝永山を散策するガイド同行ツアーがおすすめです。こちらのサイトから予約もできますので、ぜひご覧ください!

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TRIPin事務局

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