【伊豆大島】伊豆大島 三原山

伊豆大島と検索すると合わせて出てくるのが三原山と言ってもいいくらい伊豆大島を代表する観光地の一つです。
今も活動を続ける活火山の島と三原山の関係性や三原山の楽しみ方を今回はご紹介していこうと思います。三原山と共に生きてきた島民との関わりや、三原山誕生の歴史などより深く知っていただき観光してみてください。ジオパークを紹介する際も欠かせないのがこの三原山ですので要チェック。もちろん初めて伊豆大島にきた時にどう三原山を楽しむかもご紹介するのでお気軽に読んでください。

伊豆大島三原山

ねえ。伊豆大島といえば?

それはもちろん三原山でしょう。

三原山?

伊豆大島は活火山の島でそのシンボルなのが三原山だよ。

なるほどね。三原山について詳しく知りたいな。

三原山についてはお任せください!

三原山誕生の歴史

伊豆大島三原山

まず三原山の歴史について説明しよう!

はい!宜しくお願いいたします。

さっきも伝えたけど伊豆大島は活火山の島なんだ。

という事は噴火してできた島ってことなんだよね?

その通りだよ。じゃあいつ伊豆大島ができたのか説明します。

伊豆大島と三原山の誕生

伊豆大島三原山

まずは三原山誕生の歴史を知ろう!ということで、まずは今の伊豆大島がいつ頃できたか想像できますか?その答えは、数百万年前の噴火を機に度重なる噴火で今の大島の島が形成されました。ん?数百年前?結構ざっくりしてますよね。では今の三原山はというと度重なる噴火で一時期は1000m級の今の山の形ができました。その後1700年前と1500年前の噴火で中央付近が陥没しカルデラの完成です。カルデラは山の周りのくぼんだ平らな部分の箇所のことを指します。そこから時は経ち1777年の安永の大噴火で今の三原山が誕生したのです。約250年前と考えると三原山自体は意外と最近?に感じるかもしれませんね。そこから30〜40年周期で中規模噴火などを繰り返したそうです。

1986年の三原山噴火

伊豆大島三原山

最近の噴火ですと1986年の噴火を覚えている方はいるかと思います。当時の噴火開始直後は駐車場付近から遠目に火が上がっているのを見ることができ観光としてお客さんがきていたそうです。ただその後カルデラ外での噴火が起きてしまい溶岩が町の中心まで流れてきてしまいました。その為島民は島外への全島避難となってしまいました。ただその後安定し帰島し生活を再開しました。あれ?30〜40年周期?前回が36年前と言うことは、もしかして近い将来噴火が起きるかもしれませんね。今見えている三原山の景色は次には変わっているかもしれないのでしっかり目に焼き付けておきましょう。

三原山へのアクセス

伊豆大島三原山

なるほど。250年なんて歴史が深いね。

そうだね。伊豆大島は平安時代の源為朝ゆかりの地でもあるんだよ。

そうなんだ!

よし!じゃあ次は三原山への行き方です!

おすすめはレンタカー。バスでもOK

伊豆大島 地層断面図

三原山へは元町港から車で御神火スカイライン経由で40分。岡田港から登山道を通り約40分。山道ですがひたすら山頂駐車場を目指しましょう。大島バスも1日数本出ているので車の運転ができない人も安心です。自転車はちょっと上級者なのでほんとに自信のある方は登ってみてください。

植生を見てみよう

伊豆大島三原山

山頂付近までレンタカーで行けるんだね。

近くに三原山を一望できるスポットもあるからね。

じゃあ三原山全体を見られるんだね。

そうだよ。歩くのが厳しい人でも三原山の雄大さを感じられるよ。

三原山を歩くことはできるの?

もちろん出来るさ!

噴火と植生

伊豆大島三原山

三原山は噴火を繰り返してきた歴史があります。高温の溶岩はもちろん木々を燃やしてしまうこともあります。一度森になった箇所などは溶岩で一度更地に戻っていることもあります。そこから植生は再生していくんです。溶岩がゴツゴツしてるからなかなか木とか生えないんじゃないの?と疑問に思ったあなた。植物をなめてはいけません。先駆植物と呼ばれる代表的な植物オオバヤシャブシがまず溶岩の隙間などに種が入り込み根を張ります。その葉が土となりやがて次の種が入ってきて新たな植物として成長を始めます。
秋になると伊豆大島ではよく見かけるススキもその先駆植物の恩恵を受けて育っています。植物に着目してハイキングをしてみるのも生命力を直近で感じながら楽しめる方法の一つですよ。

四季折々の植生を楽しもう

伊豆大島三原山

植生の成り立ちや移り変わりを紹介してきましたので次は四季折々の植生を紹介しようと思います。春夏秋冬楽しめるのが三原山ハイキングの特徴です。春は芽吹きの季節なので植物の葉が青くなり実がつき始め、新緑の景色とオオシマツツジの咲く淡いピンクの景色が楽しめます。夏になるとよりより緑が深くなり山頂付近でも緑が茂ってきます。セミの鳴き声がこれでもかというくらい響いているのでぜひ耳でも楽しんでください。秋は草木が枯れ始め、夕日に照らされるススキがきらきらと綺麗です。冬になると黒い溶岩と枯れた植物たちのコントラストと冬晴れの空の青さは見ていて飽きない景色です。

おすすめハイキングコース

伊豆大島三原山

溶岩の間から植物が生えるのか。

自然の力って偉大だよね。

色々な植物があるから春夏秋冬楽しめるね。

そうだね。ではおすすめのハイキングコースも教えちゃうね。

まずは山頂駐車場へ

伊豆大島三原山

山頂駐車場に到着したらいざハイキングへ。駐車場から先は国立公園特別保護区のハイキングコースは大きく分けて2つあります。①山頂ハイキングコース②表砂漠コースです。一つづつ紹介していきます。

①山頂ハイキングコース

伊豆大島三原山

こちらは王道であり、ハイキング初心者でも登れます。山頂を目指して舗装された遊歩道をいざ出発。まずは三原山を望めるフォトスポットで写真を撮りましょう。今から頂上へいくのか〜がんばろ〜という気持ちになりますよ。山頂までは2.2km約45分遠い?近い?歩いてみて確かめてください。山頂に着いたらお鉢巡りも楽しみましょう。お鉢めぐりルートは道が舗装されていないのでトレッキングシューズ推奨です。

②表砂漠コース

伊豆大島三原山

表砂漠コースと聞くとあれ?裏砂漠が有名じゃなかったかな?と思う人もいるかもしれません。もちろん裏砂漠はとても有名でよくパンフレットに載ったりしています。ただ、表砂漠コースも隠れたおすすめコース。駐車場を出発後すぐに右にそれてください。少し茂っているので大丈夫かなと心配になるかと思いますが、道は比較的平坦なのでご安心を。砂漠コースの特徴は地面が砂漠のようにサラサラなことです。三原山を色々な角度からみることができますよ。道は完全に舗装されていないのでトレッキングシューズでのハイキングをおすすめします。

自然豊かな三原山

伊豆大島三原山

植物があって砂漠があって不思議な山だね。

自然の驚異と生命力に溢れた魅力的な山だよ。

行くときは噴火の歴史を考えていってみるね。

一味違った三原山を感じれるかもね。気を付けてね!

今回は三原山の自然を紹介させていただきました。伊豆大島は海に囲まれた島ということもあり海風の影響などを受けて独特な植生が特徴です。それに加えて火山島ということもあり植物も独自の変化をとげてきました。自然を満喫する島旅もおすすめの楽しみ方です。今回紹介した内容を少し気にしながらハイキングをしてみるとまた違った目線で三原山を楽しめますのでぜひご参考ください。

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